いまから。ここから。

気になること。日々の備忘録。あと、読書。

未婚率の増加について「仕事の難易度」の上昇によるものではと推測する

こんにちは。あごきれウサギのみもらです。

 

「日本の未婚率がなぜ上がったのか?」

 

について、自分なりに仮説が思いついたので少し論述してみたいと思います。

あくまでもみもらの主観による仮説で、一社会人の一つの意見ととらえてくだされば幸いです。

 

生涯未婚率について 

日本では50歳まで一度も結婚をしたことがない人の割合を示す「生涯未婚率」について、男性で23.4%、女性で14.1%、男性は約5人に1人が生涯結婚しないと言われています。

f:id:ouchi-ai:20190308235112p:plain

50 歳時の未婚割合の推移と将来推計

平成29年少子化社会対策白書より抜粋

 

 

なぜ生涯未婚率が上がったのか?

一般的に言われている理由は下記のような内容だと思います。

 

理由1:貧困(低所得者層の増加と生活費の上昇)

理由2:若者の異性に対する興味・関心の減少

理由3:結婚をより現実視する人が増えた

理由4:女性の社会進出により「人生の選択肢」が増えた

理由5:「自由恋愛」により結婚相手を選ぶようになった

 

しかし、私がもっとも大きな理由として考えたのは次の理由です。

 

理由6:家族を満足に養えるだけ「稼ぐ」ことが以前より辛い世の中になった

 

家族を満足に養えるだけ稼ぐって大変なの?

 

「昔から働くのは大変だったよ・・・。」

 

という反論はあると思います。

 

確かに高度経済成長期は、「24時間働けますか?」なんて言われてたわけです。

 

今は「働き方改革」「ワークライフバランス」なんて言われているわけですよね。

 

「え、なんで働くのが辛いとか言っちゃっているの?」

 

て思いますよね。

 

しかし、高度経済成長期と今の大きな違いって何でしょうか。

 

私は、「終身雇用制度」の有無だと思います。

 

昔は、一度就職すれば、企業が一生涯保障してくれたのです。

 

もちろん一つの企業で長い間働いていれば不満の一つや二つや三つやそれ以上もあるでしょう。

 

それでもアップダウンは多少はあれど、昇給して、退職すれば高額な退職金が手に入り、老後も安泰して暮らせるという「安心感」がありました。

 

今はどうでしょう。

 

「転職」が一般化しました。一つの企業で生涯働く人ももちろんいますが、毎年約340万人が転職しています。(日本経済2017-2018-成長力強化に向けた課題と展望-(平成30年1月18日)参考)

 

キャリア構築において様々な選択肢が増えました。

 

業務事体も「業務効率化」、「生産性の向上」などのテーマが掲げられ、以前よりも求められる「難易度」が一つ上がっていると感じる部分もあります。

 

多くの企業は退職金制度を一部取りやめ、老後の生活のための費用は自己が管理しなければならなくなりました。

 

 

こうなってくると「自分自身を養うことで精一杯。。」となってきて、「家族を養う」というところまで手が回らないという本音が出てくるのも致し方ないのではないでしょうか。

 

 

適材適所

 

 ちょっと話は飛びますが、仕事においてもっとも大事なことは「適材適所」だと思います。

 

人は誰でも得意分野があります。一方で苦手分野もあります。当たり前のことです。

 

仕事においてもAプロジェクトでは全然ダメだった甲さんがBプロジェクトではとてつもなく力を発揮するなんて事が大いにあるわけです。

 

そんな時はAプロジェクトに甲さんをアサインした人事の乙さんの裁量不足ということになるわけです。私はこの乙さんの裁量こそ、もっとも重要な能力だと思っています。

 

しかし、いきなり入社したての人がどんなスペックの人間かなんて客観的なデータだけでは正直わからないものです。

 

一緒に仕事をしてみて、「あー、こんなところあるんだぁ。」とかわかってくるわけです。

 

「気心知れた仲」という関係の中で仕事をすること。

 

これって意外と重要なんじゃないかなって思うのです。

 

 

まとめ

とりとめのない感じになってしまいましたが、

今の時代は「働く」事が以前より「難易度」が上がってきていて、

これって、未婚率にも繋がっているんじゃないかなって思ったので、

記事にしました。

そして、仕事においては「適材適所」こそ大事なことで

意外と適材適所ができている上司や人事って少ないよってことでした。