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最高裁判所に傍聴に行ってきた

こんにちは。あごきれウサギのみもらです。

 

今日は最高裁判所に傍聴に行きました。

 

14時ごろに永田町駅について、数分歩いて最高裁判所へ。

 

すでに、10名弱の傍聴希望者がいました。

 

最高裁判所での傍聴整理券の配布は14時10分から14時20分までの間に行われます。

 

定員に満たなかったことから、希望者の全員が傍聴可能となりました。

傍聴券を受け取り、係りの方の案内で、いざ、最高裁判所の中へ!

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傍聴整理券の受け渡し場所

 

最高裁判所の中は異空間

 

裁判所は有名な建築家の岡田新一氏の設計によるもの。

中に入れるというだけで不謹慎ながら、とてもワクワクしてしまいました。

 

石造の重厚な建物の中は天井が高く開放感はあるが、その中にも重厚さが感じられる。

まさに、異空間。

 

その空間だけ時間が止まっているような。

宇宙人が出てきても何も驚かない、というような雰囲気。

 

ここに来られただけで、十分に意味があったように感じました。

 

コインロッカーに筆記用具と貴重品と傍聴券以外の荷物を全て預けます。

その後、とても開放的な待合スペースでソファーに座り、開廷時間を待ちます。

 

いざ開廷

係りの方の案内により、第二小法廷に入り、傍聴券に記載された席の番号に着席します。

 

最前列には、被害者の親族かと思われる方々がお出でになり着席されました。

 

また、最後列の後ろにマスコミ各社がカメラを設置していました。

裁判長が入廷して裁判が始まる前の数分間を撮影する模様。

 

テレビ局と言えども、裁判が開始する前に退出を指示されており、裁判事態を録画・録音することは許されていませんでした。

 

テレビ局の撮影が終わり、裁判長が、「上告を棄却」する明文を朗読し、退廷。

裁判の時間は約1分。早い。

被告人の入廷はありませんでした。(弁護人は入廷していました。)

 

そこで、気になったのが、被告人なしの判決ってありなのかということ。

 

ちょっと調べたところ、ピッタリな回答はなかったのですが、このサイトによると「二審は被告人に出廷の義務がない」とのこと。

 

www.bengo4.com

 

この判決が決定となると思われ、最高裁での公判は今年はこれで最後のため、

今年最後の死刑確定となるのだと思われます。

 

この裁判は裁判員裁判により、東京地裁で全14回、東京高裁で全3回の裁判が行われましたが、いづれも死刑が求刑されています。(下記のサイト参考)

 

裁判員裁判 東京銀座資産家夫婦殺害事件

 

強盗殺人は、無期懲役または死刑となる重大犯罪です。

 

裁判所に行くと本当にいろいろなことを考えさせられます。

 

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最高裁判所の外観